第55回日本臨床眼科学会
(2001年10月11日〜14日 京都)
特別講演をはじめ、海外からの招待講演、各専門学会のシンポジウムなど、眼科全般にわたる様々な発表や討論、勉強会が行われた。なかでも、LASIKをはじめとする屈折矯正手術の報告には多くの時間が割かれ、活発な意見交換がなされた。
■ 学術展示『LASIK術直後・一時間後の他覚屈折度』
北澤世志博・板野美穂・土信田久美子・田尻千鶴子
北澤世志博・板野美穂・土信田久美子・田尻千鶴子
LASIKでは術直後からよく見えることが理想である。今回我々は、LASIK術直後の評価として、他覚屈折度の測定を試みるとともに、どの程度裸眼で見えているか、また経時的に屈折度・裸眼視力がどのように変化しているかを1時間後・1日後・1週間後と比較検討した。
迅速巧緻な手術によって、LASIK術直後の評価は、従来の細隙灯顕微鏡での所見だけでなく、他覚屈折度の測定でも可能である。これによって患者の見え方を把握でき、その場で手術の成功を確信できると考えられた。
■ 学術展示『LASIKにおける乱視の矯正効果』
田尻千鶴子・板野美穂・土信田久美子・北澤世志博
田尻千鶴子・板野美穂・土信田久美子・北澤世志博
LASIKにおける乱視の矯正効果について、より精度を高めるための考察を行った。方法としては、術前および3ヶ月後の自覚および他覚乱視量の変化をJaffe法で解析し、矯正量と比較、また軸ずれについても検討した。
結論として、術後の視力という点からは、乱視矯正においても満足な結果が得られているが、矯正効果量・効果率とも球面のような高い精度とは言えない。今後精度を高めていくためには、ノモグラムの再検討、および回旋等軸ずれに影響すると思われる因子の検討が必要であると思われた。
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