第27回 日本眼科手術学会
(2004年1月30日〜2月1日 東京)
今学会では眼科領域における再生医療など先端技術の研究も報告され、今後の眼科医療への期待が高まる内容となった。またディスカッションが重視された今回は、LASIK・LASEKともに、術中術後のケアの重要性など実際の治療に即した討論がなされ、多くの意見交換がなされた。
■ セッション『角膜・結膜(屈折矯正2)』
● 一般講演『LASEKの術後長期の屈折度と矯正精度』
田尻千鶴子・土信田久美子・高橋洋子・北澤世志博
LASIKが受けられない患者を中心にLASEKの症例が増加しているが、術後長期の報告はこれまでなかった。今回我々は、LASEKの術後6ヶ月、1年の安全性や有効性について検討したので報告する。
対象を等値球面屈折度-6.0D未満の軽〜中等度近視群、-6.0D以上-10.0D未満の強度近視群、-10.0D以上の最強度近視群に分け、術後6ヶ月、1年の時点での裸眼および矯正視力を各群で測定、屈折度および矯正精度について検討を行った。また、術後1年での安全性と有効性をLASIKの場合と比較した。
結論として、LASEKは術後長期においても安全かつ有効であることがわかった。特に-10D以上の最強度近視でも良好な結果が得られていることから、今後の手術適応の拡大に期待ができると考えられた。
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