

プロアングラー
神奈川県足柄下郡在住
手術前の視力 右:0.04 左:0.04
手術後の視力 右:1.5 左:1.5 両眼:1.5
芦ノ湖を知り尽くしたJBワールドプロ。芦ノ湖で開催されるNBCチャプターにおいて、2004年に2度優勝。2005年5月15日開催のチャプター神奈川第2戦芦ノ湖/ベイトブレスCUPで見事優勝!
手術を受けて最初に印象に残ったのは、朝起きて、コンタクトをつけっぱなしで寝てしまったのかと勘違いしたこと。コンタクトレンズをしていた当時は、よくつけたまま寝てしまってたんで、いまだに毎朝、「ああ、またやっちゃったよ」と思ってしまいます(笑)。
「そう言えば、レーシックをやったんだな」と思い出す瞬間が、やっぱり一番たいしたもんだなと思いますね。実は、手術をしたという印象があんまりないんですよ。あっという間に、さりげな〜く終わってしまったというか。レーシックが登場する以前にも、レーザーの近視治療をやろうかどうしようか悩んだことはあったんですが、当時のは痛いと聞いていたので、「痛いのはやだなー」と思って諦めたんですね。
レーシックにしても、「痛くないって言ってても、どうせ本当は痛いんだろうなあ」という予想があったんですよ。昔、ハードのコンタクトレンズが目のなかで割れて怪我をしたことがあるんですよ。だから、手術と言うからにはその時と同じくらい痛いんじゃないかと覚悟してたのに、レーシックは本当に痛くなかった。言い方は変ですけど、手術と意気込んでいたので、拍子抜けしちゃった感じかな。
終わってみると、「普通に見えるようになっちゃった」というのが正直な感想ですね。あまりに普通に見えてたので手術翌日に夜の12時まで働いてたら、先生に怒られてしまいました(笑)。まあ、その次の日には釣りに行ってましたが。
レーシックをやりたいと思ってた理由は、『風』と『水』の問題なんです。特に、ボートで走ってる時の風。120〜130km/hくらいの速度で、1時間かけて移動したりもします。ゴーグルをつけていても、風はゴーグルの中まで入ってくるので、コンタクトだとすごく目が乾いてくるんですよ。砂埃が多い場所でも、コンタクトって目にゴミが入るとすごく痛いから、一回コンタクトを外してそれをまた洗ってとかやってたんで、結構大変でしたね。
僕は面倒臭がりなので、朝が早い時は眼鏡で釣りに出ていました。途中でコンタクトに切り替えてたんですよ。でも、早朝はすごい霧が出ていたりして、ポイントまで船でゆっくり走っていくんですが、眼鏡には水滴がビッシリ。
僕らはコンタクトや眼鏡をかけていると、霧雨程度の雨でもつらいんですよね。眼鏡はすぐ水滴が付いて見えなくなるし、土砂降りになるとコンタクトが浮いてきちゃう。浮くと落っこちやすくなりますから。裸眼でも土砂降りは大変ですが、コンタクトが浮いてくるよりは全然いいですよ。それが見えるようになって、一番うれしいかな。
レーシックを受けてから釣りをした印象は、非常に快適。大会は天候がいい時だけっていうことはないので、よほどひどい台風の時とか以外は、どんな天候でも決行されます。これからそういう状況を選ばないでやれるというのは、いいですね。目に砂埃が入っても、目薬をさせば終わりですもん。裸眼のままで、「これって今までだと見えなかったのに、なんかスゲエ」みたいな感じです。
僕らは水の上から、偏光サングラスの何%っていう偏光の度合いを通して水面下を見るんですけど、綺麗な水とか濁った水とかの状況に合わせて、つけ替えたりするんですね。朝かけるのと昼にかけるのと午後にかけるのは全然違うやつなんです。陽の高さによって光量も反射光も変わるので、それに合わせられるように、ボートにも何個か同じ形でレンズの色だけ違う偏光サングラスを常に乗せているんです。実際は、何十本も偏光サングラスを持っているんですよ。
それというのも、コンタクトレンズには薄いブルーとかの色が微妙に入ってたりするからなんです。そうなると、サングラスのレンズの色も微妙に変えなくちゃいけなかったりするんですよ。眼鏡に偏光を入れた時と、コンタクトで偏光サングラスをする時と、見え方がその都度その都度まったく違うので、行くところ行くところで頻繁にかけ替える必要がありました。だから、今まではコンタクトにレンズの色を合わせたサングラスを作っていました。でもコンタクトのメーカーを変えちゃうと、それがまた微妙に違ってきちゃうんですよね。
それが裸眼のままでいけるんだったら、多少はサングラスを選ばなくても済むので、組み合わせの数から考えても楽になりますね。だからと言って、結果がどうってのは本来ないんでしょうけど、より見えたほうがいいと思うのは、釣りをする人間として当然のことだと思います。
僕とか、同じくここでレーシックを受けた庄司くんとかは、『サイトフィッシング』というのが主力なんですね。魚は見えなくても、石が沈んでるとか木が沈んでるとか、普通の人が見えないくらいの深いところを遠くから見つけて、そこにルアーを投げて釣るっていうのを、僕らはやってるんです。これは「見えるか見えないか」っていうのが、最大の武器(死活問題)にも弱点にもなるとこなんで、手術を受けるにあたって、悩んだことは確かです。
釣りの先輩で、神奈川クリニックでレーシックを受けた人がいたので、「どうよ?」って感じでいろいろ話を聞いて、実際のレーシックのことがよくわかりました。じゃあどこで受けようかな、という段階になっていろいろ調べてたら、他のところはみんな普通の歯医者みたいなスペースでレーシックをやってるんですね。目の手術だから、どうせやるなら一番ちゃんとしてる、クリーンルームみたいなきれいなところでやりたいと思って、神奈川クリニックで受けることにしました。
一生ものだから、一番いいもの、ベストなものがあるんであれば、それを受けたいと思って、イントラウェーブフロントレーシックにしました。あとで後悔はしたくなかったんで。夜の見え方についてよく言われますが、話で聞くような気になるものではなかったですね。夜にボートを引っ張って車で移動することが年間を通じて多いんですが、ウェーブフロントでやったせいなのか、夜間の運転も全く問題ありません。
今までは、例えばマリンスポーツでも、無理矢理やっていたように思います。水上スキーとかウェイクボードとか、海で遊ぶ時は、なくなってもいいように使い捨てのコンタクトを使っていました。水に落ちたりすると、どうしても目をパッと開けてしまうので、その瞬間にコンタクトレンズがなくなってしまうんですよ。
コンタクトも煮沸をやってた頃は、なくなると大変だから、その時だけ古いハードレンズを使ってたりもしました。使い捨てのソフトレンズが出てやっと、「なくなってもいいや」くらいの感覚になることができたんですね。ただ、なくなっちゃったら、海から上がって予備のコンタクトを入れに行かないといけないので、面倒には感じていました。
レーシックを受けて、そういう意味でもすごく便利になりました。これからは何にも心配しなくていいので、自然体で楽しむことができそうです。
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